元メガバンク支店長が語る“間違いだらけの事業承継”

講師:添田 守輝 講師(中小企業診断士、城南支部会員)

三井住友銀行にて32年勤務し、2店の支店長を経験。

上場会社の広報IR室長、中小企業の役員を経験後に独立。

現在は東京都中小企業振興公社の事業承継再生アドバイザー、

専門学校の非常勤講師等の仕事に従事。

 

プログラム:

間違い①特に対策を打たなくても何とかなる

間違い②事業承継対策=資産承継対策と勘違い

間違い③家族の仲がいいので遺言は要らない

間違い④引き継ぐ親族がいないので会社は自分で終わり

事業承継の支援機関に必要なこと

 

所感:

メガバンクの支店長時代の実体験を通じた、実践に役立つ事業承継の注意点を知ることができた。

事業承継が失敗すると、自身だけでなく家族も従業員も不幸になる。銀行借入で役員貸付を極力解消し手元現金を厚くすることや、事前に遺言を作成し、遺産分割協議の時間を省略するなどのトラブル回避する方法をご説明いただいた。基本的な遺言の方法や、自筆証書遺言所保管制度の詳細についてご説明いただいた。分割は必ずしも法定相続分にならないことがあり、しっかりと家族のことを考え、「想い」を整理し、「付言」(本書の付属)にすることを必ずやっていたという話が印象的であった。


日時:2024年7月9日(水)18時30分~20時00分

場所:品川区大崎1-11-1 南部労政会館 第3講義室

出席:合計14名